股ずれの原因と予防策をチェックしよう!
ぽっちゃり体型・がっちり体型の方によくあるお悩みのひとつ「股ずれ」。
股ずれがひどくなると、スラックスなどのパンツの内側に穴があいてしまうことや、太ももの内側が炎症を起こして歩くのもつらい状況になってしまうこともあります。
そこで今回は、股ずれが起きてしまう原因や、股ずれを防ぐためのポイントやおすすめアイテムをご紹介します。股ずれにお悩みの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
股ずれには「太もも内側が炎症を起こしてしまう股ずれ」と「ズボンの太もも内側が擦り切れてしまう股ずれ」の2種類があり、いずれの場合も摩擦が原因です。
それでは、股ずれの原因となる摩擦について詳しく見ていきましょう。
「太もも内側が炎症を起こしてしまう股ずれ」は太もも内側の皮膚同士が擦れてしまうことで、「ズボンの太もも内側が擦り切れてしまう股ずれ」はズボンの太もも部分の生地同士が擦れてしまうことで起こります。
厚生労働省が発表した「国民健康・栄養調査(平成30年)」によれば、成人の歩数平均値(1日あたり)は男性が6,794歩、女性で5,942歩。つまり、1日に6,000回近く摩擦が起きている計算になります。
とくに、ぽっちゃり体型・がっちり体型で太ももが密着しやすい人や、内股気味の人、自転車によく乗る人などは、股ずれが起こりやすくなってしまいます。
「汗」もまた、股ずれが起きやすくなる要因のひとつです。太ももの内側は湿気がたまりやすく、汗をかくことでベタつきが発生し、太もも同士あるいはズボンとの摩擦が大きくなってしまうのです。
また、ズボンが湿気を吸収することで生地自体の痛みが早くなり、そこに摩擦が重なることでズボンが破れてしまうこともあります。
股ずれの主な原因を確認したところで、次は股ずれを防ぐためのポイントをご紹介します。
ひどい股ずれになってしまう前に、自分に合った対策を取りましょう。
手軽にできる股ずれ対策のひとつが、皮膚保護クリームの使用です。摩擦が起きやすい部分にワセリンや軟膏などを塗っておくことで、滑りが良くなって摩擦が軽減し、股ずれ防止につながります。
また、クリーム以外にもベビーパウダーを使用するのも一策です。こちらも汗によるベタつきを軽減し、股ずれが起こりにくくなります。
股ずれを予防するには、インナーを変えてみるのもオススメです。
例えば、タイツやスパッツを着用することで、皮膚が直接こすれるのを防いでくれるため股ずれを防ぐことができます。
また、丈が長めのボクサーパンツも股ずれ予防に適しています。夏場など、タイツやスパッツを履くと暑いという場合にもオススメです。
菱形の切替で股ズレしにくい仕様に。
股ずれでズボンがすぐ破けてしまうという方は、股ズレ防止のシック(当て布)が付いているズボンを着用するとよいでしょう。汗や摩擦によるダメージを軽減し、ズボンの破れ防止になります。
スラックスの場合、あらかじめシックが取り付けられていることも多く、あとから取り付けることも可能です。
スーツのスラックスがよく破けてしまうのであれば、ツーパンツのスーツを購入するのも手です。2着のスラックスを着回すことで股ずれによるダメージが蓄積しづらく、生地の傷みや破けを防ぐことができます。
次は、股ずれになってしまった場合の対処法について見ていきましょう。
股ずれになってしまったときは、患部を清潔に保つことが重要です。
皮膚が炎症を起こしている状態ですから、そこにバイ菌が入り込むことで症状が悪化してしまう可能性があります。とくに股下は湿気がこもりやすく、菌が繁殖しやすい箇所なので注意が必要です。
また、股ずれで痛みやかゆみを伴う場合には、冷やすことで一時的に楽になることもあります。
股ずれを放置していると、ひどい場合には真菌の感染や細菌感染を起こしてしまう恐れもあります。
清潔にしていても股ずれの症状が改善しない場合には、医療機関(皮膚科)で診てもらいましょう。
ドラッグストアなどに市販薬もありますが、医療機関で患部の状態にあった薬を処方してもらうのが安心だといえるでしょう。
今回は、股ずれが起きてしまう原因や対策方法、股ズレ防止に役立つおすすめのアイテムをご紹介しました。股ずれにお悩みの方は、今回ご紹介した情報も参考に対策してみてはいかがでしょうか。
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